Oracle エラーの対応方法・解決方法を解説します

ORA-12500

エラーメッセージ  

 ORA-12500: TNS: リスナーが専用サーバー・プロセスの起動に失敗しました。
 ORA-12500: TNS:listener failed to start a dedicated server process
 
 

基本的なエラーの内容  

リスナーがデータベースのサーバプロセスを起動できない場合に発生します。

 
 

確認事項および対応  

  1. データベースサーバ側で該当のデータベースが起動していることを確認します。
  2. データベースサーバ側でリスナーを経由しない接続が可能なことを確認します。
  3. データベースサーバ側でリスナーを経由した接続が可能なことを確認します。

上記ができない場合はデータベースサーバのメモリ不足など、プロセスが起動できない原因を調査します。
上記3番目のリスナー経由のみ接続不可の場合は、listener.ora ファイルの確認、および lsnrctl services を使用して、該当のデータベースが正常にリスナーに登録されていることを確認します。
データベース側での上記の処理に問題が無いにも関わらず、クライアントから接続時に当該エラーが出る場合にはクライアント側の接続情報が意図していない接続先になっている可能性があります。

  1. クライアント側 tnsnames.ora ファイル内の接続先データベースの情報が正しいことを確認します。
 
 

詳細  

クライアントからリスナーまでの接続はできているが、リスナーがデータベースのサーバプロセスを起動できない場合に発生します。
データベース側にアクセスする権限が無いユーザが、クライアント側からのみの調査で解決することは難しいです。
これまでは接続可能であったのに、突然このエラーが発生し、タイミングによっては接続できる、などの場合はデータベース側のメモリ不足の可能性が高いです。

 
 

関連エラー  

ORA-01034: Oracleは使用できません。

 
 

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